歯ブラシだけで歯周病予防はできない!?
歯周病の原因となる細菌は、どれも嫌気性菌。酸素が届かない歯肉縁下にひそんでいます。ここは歯ブラシの毛先が届かないので、毎日歯を磨いている人でも歯周病に罹ってしまいます。
歯肉炎を見逃さず、適切な歯肉縁下のケアを
歯周病菌が歯肉縁下に停滞し続けると、歯肉に発赤や出血などの症状が起こります(歯肉炎)。この段階であれば、ケア次第で歯肉を健康な状態に戻すことができるので、歯肉炎を見逃さないようにしましょう。
歯周病と全身疾患の深いつながり
歯肉炎が放置されると、歯の周りの組織にも炎症が広がります(歯周炎)。さらに歯周病菌が血管を通じて体内に入り込み、全身の病気を引き起こすことも。患者さんの歯周病を予防することは、歯だけでなく全身の健康を守るためにも重要なのです。