歯を守るために必要なのは、リスク部位のバイオフィルムを落とすこと
むし歯と歯周病はバイオフィルム感染症。原因をしっかり取り除けば、予防することができます。ただ、漠然とバイオフィルムを落としてもあまり効果はありません。むし歯や歯周病になる“リスクが高い部位”に注目することが大切です。
“リスク部位のケアで歯が守れる”と証明した30年の臨床研究
リスク部位を重点的にケアすることで歯が守れる。これは、すでにペール・アクセルソン博士が証明しています。スウェーデンのカールスタッド市民375名に30年間予防措置(リスク部位に重点を置いたケア)を行ない、97.7%の確率で歯が守ることに成功したのです。
PMTCとセルフケア、双方からアプローチ
アクセルソン博士が行なった予防措置は、PMTCだけではありません。患者さんが自分でリスク部位のバイオフィルムを除去できるよう、セルフケア指導にも力を入れていました。歯を守るためには、プロケアとセルフケア双方からのアプローチが欠かせないのです。