編集部員が見つけたアレコレ
編集部員レポート/編集部N
2024年10月、タフトくらぶ会員限定で「フロス提案」に関するセミナーが開催されました。どんな内容だったのか、簡単にご紹介します。
最初の話題は、歯間清掃道具について。指巻きフロス、ホルダー付きフロス、歯間ブラシ、それぞれの特徴を講師が解説していきます。
どのアイテムにも長所がありますが、歯周病予防のためには「歯肉縁下の細菌が取り除ける指巻きフロスがピッタリ」と説明されました。
≫フロスを歯肉縁下まで入れる理由について詳しくは「歯周病予防に欠かせないデンタルフロス」
続いて、フロスの提案方法について。臨床現場で働く歯科衛生士の体験談を元に、「視覚」「疑問」「体感」と3つのポイントが紹介されました。
具体的には、
- 視覚…フロスが患者さんの目に触れる機会を増やす
- 疑問…患者さんに「自分の口腔内」や「フロスをする理由」に疑問を抱いてもらう(疑問→興味につながるため)
- 体感…実際にフロスを通してスッキリ感を味わってもらう
などなど。
最後にフロスを使っている患者さんの声が共有され、30分のセミナーは終了です。参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
事後アンケートでは
「歯間清掃道具の違いがよくわかりました。今まで初心者の方にはY字やホルダータイプを勧めていましたが、指巻きフロスも提案しようと思いました」
「普段は時間がなく一方的な指導になっていたことに気づきました。いきなりフロスの必要性や使い方を話すのではなく、患者さんに興味を持ってもらうことから始めたいです」
といった声をたくさんいただきました。このセミナーをきっかけに「フロスを提案してみようかな」と一歩踏み出してもらえたらうれしいです。