編集部員が見つけたアレコレ
編集部員レポート/編集部N
現代人の口腔内はさまざまなストレスにさらされています。むし歯や歯周病、酸蝕歯、知覚過敏、口呼吸、食いしばり……。唾液の力やプロフェッショナルケアだけで守っていくのは難しい状況です。
そんな現状を何とかするためのセミナーを、タフトくらぶ会員限定で開催しました。その名も、「患者さんの歯がもっとキレイに、健康になる! エイジングケア×細菌コントロール ハイドロキシアパタイトセミナー」! 内容を簡単にご紹介します。
まず、 「エナメル質は老化しない」という衝撃の事実が語られました。完成したエナメル質には生きた細胞がなく、再生もしなければ老化もしない。ケア次第で、健康で美しい状態を維持できる(=歯のエイジングケア)のです。
では、エナメル質をどうやってケアすればいいのか? ここで役に立つのがハイドロキシアパタイトです。どんな効果があるのか、講師が詳しく説明していきます。
≫ハイドロキシアパタイトについてはこちらにも掲載しています。「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトってどんな素材?」
続いて話題は、細菌コントロールへ。口腔内の細菌を取り除くだけでなく、付きにくくしたり、落としやすくしたり、そもそもの数を減らしたり。さまざまな方向からアプローチすること(=細菌コントロール)の重要性が語られました。
さらに講師からは、「毎食後たくさんのアイテムを使ってケアする必要はない」「1日の中で細菌が増えないようコントロールすれば大丈夫」とアドバイスが。これにはホッとした方も多かったようです。
最後に改めて「歯のエイジングケアと細菌コントロールを合わせて行なうことで、患者さんの口腔内をよりよい状態に導くことができる」という説明があり、セミナーは終了。参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
事後アンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
「エナメル質に老化がないことに驚きました。今日学んだことを患者さんにじっくりお話ししてみようと思います」
「いつも“1日3回しっかり磨いてください”と言っていましたが、そうじゃなくていいんですね。TBIに取り入れていきたいです」
セミナーで学んだことを、普段の診療で活かしていただけたらうれしいです。