口腔内の状況をよく見てみよう
たくさんあるワンタフトブラシの中でどれを提案すればいいか。迷ったときにヒントとなるのが、患者さんの「口腔内の状況」です。歯肉の発赤や腫脹、出血、プラークの厚みなど、リスク部位の周囲をしっかり観察し、その人に合ったアイテムを見つけましょう。
【例①】腫れや出血がある人に「毛が長く、やわらかいもの」
デリケートな歯肉にかたいブラシは禁物。歯肉を刺激せずにしっかりプラークを落とせるよう、毛が長くてやわらかいワンタフトブラシを選びましょう。“しなり”によって、歯と歯肉の境目をやさしくケアできます。
おすすめのワンタフトブラシ:『ピーキュア』
【例②】プラークに厚みがある人に「コシが強いもの」
歯肉は健康だけれどプラークに厚みがある、という患者さんには、少しかためで“コシ”の強いものが適しています。クルクルする動きに程よい力強さが加わり、粉砕されたプラークが毛先の中にしっかり吸収されていきます。
おすすめのワンタフトブラシ:『プラウト(MS)』
次の来院時にチェック
患者さんが次に来院された際には、口腔内の状況を改めてチェック! 歯肉やプラークの厚みの変化を参考に、使用中のワンタフトブラシを継続するか別のものに変えるか、患者さんと一緒に検討しましょう。健康な状態を保つには、常に口腔内の“現状”に合ったワンタフトブラシを選ぶことが大切です。
- ワンタフトブラシを選ぶ際は、歯肉やプラークの付き具合がヒントになる
- 口腔内の現状や変化に応じて、ワンタフトブラシも変える