クルクルと動かしやすいのはどっち?
毛先がしなって元に戻る力(=コシ)を使って歯垢を掃き出す3列ブラシは、ペングリップが推奨されています。では、ワンタフトブラシはどんな持ち方だとより効率よくケアできるのでしょうか。
結論から言うと、ペングリップでもパームグリップでもOK! 大切なのは、「リスク部位にピタッと当てることができ、クルクルとスムーズに動かすことができるかどうか」です。
人によってこんなふうに違います。
「右側頬側の歯間部をケアするときはパームグリップで、舌側はペングリップ。左側はその反対」
「前歯の叢生部位はパームグリップで、臼歯部はペングリップです」
「すべてペングリップ!」
利き手や口腔内の部位に合わせてササっと持ち替えることができるのが、ワンタフトブラシの便利さであり魅力。どちらか一つにこだわらず、患者さん自身に試してもらいながらベストな磨き方を見つけていきましょう。
ペングリップ
パームグリップ
圧が強い人向けの持ち方
ただし、磨くときの圧が強い人の場合は要注意。パームグリップだと必要以上に力が入り、歯や歯肉を傷つけてしまうことがあります。なかなか圧が改善しない方には「ペングリップ」を勧めましょう。強さの度合いによっては、柄の下のほうを持つ提案も効果的です。
おさらい
- 「クルクル」しやすければ、ペングリップでもパームグリップでもOK
- 圧が強い患者さんには、「柄の下のほうをペングリップ」がおすすめ