歯ブラシ1本で頑張りすぎると……
意識の高い患者さんは一生懸命歯磨きをするので、歯科衛生士としてはうれしい存在です。でも口腔内をじっくり見てみると、歯には摩耗の兆候があり、歯肉にはフェストゥーンやクレフトが! なかにはすでに歯肉退縮を起こしていたり、知覚過敏を訴えたりする人も……。

3列ブラシをいろいろな角度から当ててみたり、何度もゴシゴシしたり。「キレイにしたい」「健康を保ちたい」という気持ちが強い証拠なのですが、残念ながら逆効果になってしまっているのです。
磨くべき場所に、ワンタフトブラシが届く
そこで提案したいのがワンタフトブラシ。むし歯や歯周病になりやすく、汚れがたまりやすい場所にピタッと当たるので、ゴシゴシしなくても汚れを落とせます。

昔からの習慣で、多くの患者さんは歯磨きといえば「3列ブラシ」と思い込んでいます。でも、予防の観点・健康づくりの観点からいえば「歯磨き=ワンタフトブラシ」。3列ブラシで一生懸命磨くよりもずっと効率よく、簡単に汚れを落とせるからです。予防のプロとして、“新しい常識”を患者さんに伝えませんか?
- 3列ブラシだけで磨こうとすると歯や歯肉に傷がつき、歯肉退縮の原因に
- ワンタフトブラシを使うと、磨きたい場所がピンポイントで磨ける
- 「主役はワンタフトブラシ」が予防の常識